スタンディングデスクの効果とは!?今流行りの『健康経営』について

近年『健康経営』という言葉をよく聞くようになりました。これは従業員の健康面をケアすることにより、会社としても業務効率や売上の向上を見込むことができるという考え方の元、今世界中で注目されています。

最近のニュースで注目されたのは、皆さんもご存知アメリカの大手IT企業の「Apple」が、新本社であるアップル・パークにて全従業員のデスクを100%スタンディングデスクにしたというものです。

CEOのティム・クックは『全従業員のデスクを100%スタンディングデスクにした。立ったり座ったりを繰り返す方がライフスタイルとしては断然良い。』とコメントしています。

世界のアップルも、この『健康経営』に力を入れているということです。



スタンディングデスクの効果は?

スタンディングデスクの効果はいくつかありますの、それぞれみていきましょう。

消費カロリーの違い

管理人の僕はWEBデザイナーなので、基本的にはデスクワークです。

1時間座りっぱなしでデスクワークした場合と、1時間スタンディングデスクでデスクワークした場合の消費カロリーを、アップルウォッチで測ってみました。

1時間 座り

1時間 立ち

アップルウォッチで計測した消費カロリーは、

■1時間『座り』の場合・・・67,4カロリー

■1時間『立ち』の場合・・・84,6カロリー

という数値になりました。

 

僕はこの1時間ほぼキーボードワークで指先しか動かしていませんが、例えばお店の店員さんなど立ちながら動きのある仕事だと100カロリー~は消費すると思います。

そうした場合、座りっぱなしとスタンディングでは、1時間当たり約30カロリーの違いがでるため、8時間労働と仮定すると1日に240カロリーの消費の違いが出てきます。

240カロリーというのは、ご飯の普通盛りを食べた後に、小ライスをおかわりするのと同じくらいと考えればよいでしょう。

 

ちなみに1時間歩き回った場合はどうでしょう。

これは20分ウォーキングした際の計測値ですが、約100カロリー消費しています。

ということは1時間にすると300カロリーも消費することになるので、営業マンやウェイターなどの歩き回る職種の消費カロリーはすごいですね。

 

ここまでの数値をまとめるとこうです。

1時間あたりの消費カロリー値

■デスクワーク・・・67,4カロリー

■スタンディング・・・84,6カロリー

■ウォーキング・・・300カロリー

消費カロリーが高いということは、単純にダイエットになるということです。しかし、ずっと立ちっぱなしだと足がむくむ原因にもなるので、一番理想的な動きというのは『立つこと』と『座ること』を交互に繰り返すことです。そうすることによって更に代謝を高め、血流を良くしてくれる効果を得ることができます。

 

健康寿命が延びるという事は言わずともわかると思いますが、病気リスクについては様々な記事がネットに転がっていますので、ここでは割愛します。

 

業務効率の向上

欧米の有名大学や各専門機関の調査によると、立ったままの状態の方が得られる効果が大きいという事が分かっています。

■緊張感の維持 / 興奮状態の維持 / 脳の活性化 / 眠気の抑止

などの効果が得られるのです。

そのためPC作業に留まらず全ての生産活動や、ミーティングなどはスタンディングで行うことにより、今まで以上のパフォーマンスが期待できるうえに、時間短縮などの効果も望めるでしょう。

 

スタンディングデスクを取り入れた感想

僕はたまたま材料が余っていたので、ホームセンターで足だけ購入し、自作しました。

最近は市販でもかなり安く買うことができますので、是非取り入れてみてください。

棚付きで1万円以下↓

高さ調整可能で1万円以下↓

使い方としては、

ブログを書くとき・調べ物をするとき・趣味の語学学習をするとき

などにスタンディングデスクを使うようにし、主な業務であるWEB制作やデザインなどは座りのデスクで行うようにしています。

 

それだけでも、以前味わっていたような『一日中座りっぱなしでおきる首や肩の痛み』は和らいだように思います。

そして何より、短時間の間の集中力がぐっと上がったことを実感しています。

座りっぱなしでWEB制作を4時間やるよりも、『2時間デスクで集中→30分スタンディングで調べもの→1時間半デスクで集中』のように、一定時間における集中力や作業効率はかなり上がりました。

まとめ

スタンディングデスクの重要性と、実際に取り入れた感想をまとめてみました。経ち続けるというよりは、立ったり座ったりすることで健康的な身体を作ることができます。

仕事のミーティングやちょっとした調べ物をしたりするさい等、小さな部分から少しずつ取り入れてみてはいかがですか?

最後までお読み頂きありがとうございました。